沖縄ジジ通信
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桃里節 解説 伊良皆高吉 投稿日:2013年10月28日 22:49
桃里節 ①桃里てる島や 果報ぬ島やりば から嵩ば前なし うやき繁昌 【訳】桃里という村は果報の村であるから カラ岳を前にして豊かであり繁昌している ②から嵩に登ぶてぃ 押し下し見りば 稲粟ぬなうり さてぃむ見事 【訳】カラ岳に登って田畑の作物を見下ろすと 稲粟の豊穣なことは見事な稔りかたである ③ 赤よらぬ花や 三月どぅ咲ちゅる ばがけらぬ花や いつん咲ちゅさ 【訳】赤よぅらの花(デイゴの花)は2~3月頃真紅に咲くが 青春の花は四季を通して咲いている (※赤よぅらの花(デイゴの花)は旧暦の3月頃に咲くが 我が村の乙女達は何時も花が咲いているように美しい) ④ 花ぬ色美らさ 桜花でむぬ 宮童ぬ美らさ 我島でむぬ 【訳】花の中で色が美しいのは桜花であるが 乙女の色艶の優れているのは桃里村の美童達だ 引用資料:喜舎場永珣著「八重山民謡誌」 ※の部分は伊良皆髙吉の解説 |