沖縄ジジ通信
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赤馬節 解説 伊良皆高吉 投稿日:2013年10月28日 22:53
赤馬節 原歌 その1 ①赤馬ぬいらすざ 足(あすぃ)四(ゆ)ちゃぬどぅきにゃす 【訳】赤馬の羨ましいことよ 足四ちゃ(赤馬の同義語)の冥加なことよ ②生(ま)りる甲斐赤馬 産(すぃ)でぃる甲斐足四ちゃ 【訳】生まれ甲斐ある赤馬よ 産(す)でる甲斐ある足四ちゃよ ③沖縄(うきな)主ん望(ぬず)まれ 主ぬ前(まい)ん見のされ 【訳】琉球王国に所望され 琉球藩主のお召し馬になった 原歌 その2 ①いらさにしゃ今日(きゆ)ぬ日 どきさにしゃ黄金日(くがにひ) 【訳】ああ喜ばしや哉今日の日よ いとも嬉しい哉黄金の日よ ②我(ば)ん産(す)でぃる今日(きゆ)だら 羽(はに)むいるたきだら 【訳】私は生まれ変わったくらいうれしい今日の日を 羽が生えて飛び立つほど嬉しいのだ ※囃子 ハリヌヒヤルガヒ ハリヌ=晴れの、めでたい、喜ばしいこと 喜ばしいことを表す ヒヤルガヒー=ピアンガル・ヒアンガル 跳び上がって喜ぶ=非常に喜ぶ、喜びが大きいこと はね上がる ※たとえようのない大きな喜びである 引用資料:喜舎場永珣著「八重山民謡誌」 ※の部分は伊良皆髙吉の解説 |