沖縄ジジ通信
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仲筋ぬヌベーマ節 伊良皆高吉 投稿日:2015年03月25日 00:58
仲筋ぬヌベーマ節(竹富) 一、仲筋ぬヌベーマ ふんかどぅぬ 女童 (スーリーヨウ) イユサヨー ヒーユウナー 【歌意】竹富島仲筋のヌベーマ女は 仲筋村(幸本家〈こうもとけ〉)の乙女であった ※イユサ=イーユン=イールン(もらう) ヒーユウ=ヒーン=ヒール=ヒーユン(クゥイユン)=上げる(あげる)=差し上げる 【もらいたいとの事なのであげるのですよ、と解釈することができると思うが】 二、一人(ぴとぅり)ある女子(みどぅなふぁ) たぬぎゃある 肝(きぃむ)ぬ子(ふぁ) 【歌意】一人子の箱入り娘であった 一人子の掌中の珠であった 三、ぱなり夫人(ぶどぅ)持(む)つぁしょり うとぅぎゃ夫人(ぶどぅ)持(む)つぁしょり 【歌意】新城島の役人の賄女にやり 遠島の役人へ嫁がせたのです 四、なゆぬゆん持(む)つぁしょる いきゃぬゆん持(む)つぁしょる 【歌意】どんなわけでヌベーマをやったのか いかなる理由で嫁がせたのか ◎八重山古典民謡誌(喜舎場永珣著)に10番まであるが、 安室流保存会工工四(玉代勢長傳著)の歌誌は上記4番までである。 八重山古典民謡誌(喜舎場永珣著)引用 ※は私的の解釈である ※八重山古典民謡誌(喜舎場永珣著)に10番まであるが、あまりにも悲哀で 歌う者も涙なしでは唄えないほどである。 |