沖縄では各地で様々な祭事が今日まで伝承されていますが、石垣島の四ヵ字豊年祭は、八重山でも最大規模のものです。
このたび、石垣島は新川地区の皆さまのご厚意とご協力により、伊良皆高吉研究所から東京八重山会として、旗頭と芸能を奉納させていただく機会を授かりました。
東京よりの参加者は、伊良皆師範以下25名、真乙姥御嶽にて真乙姥節・嘉利吉節・稲摺節の三曲を歌三線、太鼓、笛、舞踊とともに奉納させていただきました。歌三線のみならず全長8m重量40kgに及ぶ「旗頭」持ちや舞踊をも経験させていただいたことは、八重山伝統文化への畏敬の念を強くしてくれました。
先島諸島民2万名余りが犠牲となった1771年の明和大地震の翌年に始まったと伝えられるこの豊年祭は、大地震・大津波・塩害・疫病を生き延びた子々孫々により受け継がれてきた大切な祭礼です。
村外島外よりの奉納団を迎え入れる、という史上初の試みに、深い理解と多大なお力添えを下さった関係者の皆さまへ、参加者一同感謝を込めて、ここにご報告いたします。ありがとうございました。
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